21歳でパンの世界に入って基礎から学び、街場のベーカリーで18年間腕を磨いた後、ザ・キャピトルホテル東急に入社して14年。ホテルの個性や趣向が表現される各種ブレッドを担ってきました。「何年経ってもパン作りは奥が深く、やりがいがあります。素直に思い通りになる時も、思い悩む時もあり、パンはまるで生き物だと感じます。シンプルなものほど難しく技量も必要ですが、惜しまず手をかければ良いものになります。心を込めて焼き上げたパンを、美味しかった、とおっしゃっていただけることが一番の歓びです。このホテルには和洋中のレストランがあり、すべてのシェフとパティシエが高い意識と技術を持っています。みな仲が良く日常的に親しく交流でき、その刺激が私自身の進歩にも繋がっています。守られてきた伝統を大切に、これからも長く愛されるものづくりに努めてゆく所存です。」